Illustratorデータでの入稿


Notice: Trying to access array offset on value of type bool in /var/www/html/gackey/wp-content/plugins/wp-word-count/public/class-wpwc-public.php on line 123

まだまだ多い、Illustrator入稿

PDF入稿が謳われ始めてから20年ほど経ちますが、まだまだIllustratorデータでの入稿が見受けられるよね。考えられる原因としては、

出稿者サイド

  • 印刷に適したPDFの作成方法が分からない。
  • 時間的コストが掛かる。

入稿者サイド

  • 出稿者に対してPDF入稿の啓蒙・トレーニングを怠っている。
  • 孫請けなのでPDF入稿の依頼ができない。
  • 印刷に適していないPDF入稿は反って手間がかかるので諦めている。

とかかな。このご時世に未だにPDF入稿ができない出稿者を、啓蒙・トレーニングする事はおそらく無理なので、入稿者サイドで如何に効率的にPDF作成するかを考えた方が現実的かと思う。そこで、データの作られ方とその問題点を把握し、対策を練っていこう。

問題点のあるデータ大別

まずは、入稿者サイドでの対応可否で大別するよ。

対応不可能

  • リンク切れ
  • フォントの未アウトライン化

データを正常に開けない事には処理のしようがないので早急に再入稿を促しましょう。「昨日出稿したのに今言う?」などと言われないように、入稿したら即座にデータが開けるかチェックする習慣をつけると尚良いでしょう。

条件付き対応可能

  • 仕上がりサイズが分からない
  • 塗り足し無し
  • 複雑なオブジェクトの画像化
  • 不必要な特色が混ざっている

出稿者に不具合を説明し、了解を得れば入稿者サイドでの修正は可能ですが、啓蒙可能な出稿者であれば今後の為にも再入稿を促しましょう。また、特色に関してはIllustrator・RIPの双方でプロセス変換が可能ですが、極めて稀(アピアランス内で特色を使っている場合など)に演算結果が変わってしまうため、対応不可能にした方が安全です。

対応可能

  • 仕上がりサイズのトリミング

RIPや面付けソフト上でのハンドリング向上を視野に入れたPDF作成を心掛けます。具体的には、

  • データの基準点設定(センター配置・トリミングエリア使用)
  • トリムマークの選択(RIP・面付けソフト・Illustrator)
  • 仕上がり外領域の確保(塗り足し・コメント・捨てノンブル)

などを考慮し、トリムエリア・PDF保存の設定を行います。ここでは、「トリミングエリア使用」「Illustratorのトリムマークを使用」「仕上がり外領域(ブリード幅)25mm」「PDF/X-4保存」といったルールと仮定して進めます。

アートボードが正しく設定されている場合

アートボードが仕上がりサイズで作られている、とても美しいデータです。この様なデータを作成できる出稿者は「分かっている」お方である可能性が非常に高いので、孫請けなどの事情がないのであればPDF入稿を促しましょう。

トリムマーク(アピアランス)が設定されている場合

アートボードツールを用いて、アートボードを仕上がりサイズに修正します。

トリムマーク(分割されたもの)が設定されている場合

アートボードツールを用いて、アートボードを仕上がりサイズに修正し、トリムマークの線色がレジストレーション、若しくは印刷に必要な色数を満たしているかを確認します。

トリミングが大きな負担に

とまあ、文章で説明すればこれだけなんですがね、実際に作業してみるとこれが非常にメンドクサイ。トリムマーク(アピアランス)はまだ楽なんですよね。アートボードツールでトリムマークをクリックし、表示される縦横の数値を「-25.4」すればオッケーなので。

しかし分割。トリムマーク(分割されたもの)。コイツは駄目だ。いや、まだね、グループ化されていればトリムマーク(アピアランス)と同じ手法でイケるんやが、分割した後に位置や色を変更していない確信がないので、確認が必要になっちゃう。

グループ化されてないヤツら、、、落胆した心でまずはダイレクト選択ツール(白カーソル)でセンタートンボのみを選択。トリムマーク(アピアランス)手法を試み、想定した数値になればラッキー。アンラッキーなオペレーターはアートボードの対角二点を最寄りの角トンボに吸着する追加作業が発生します。

と、データの作られ方によって多くの作業が発生します。そこで問題となってくるのが、作業の時間的コストはもちろん、より重要なのはミスが発生しやすい事ではないでしょうか。人間が行う事である以上、作業にミスは付き物です。そして、作業の工数が増えるとミス発生の確率が上がります。

そこで、ミスの発生を防ぐため、作業をしない様にします。つまりは、自動化です。

今回はここまで。次回へ続きます。

コメント